2009年12月07日

溜め

 石原先生の講演の中に、「溜めについて」がありました。
 沢庵、武蔵の時代にはなかったそうです。また、昭和10年代京都の武専時代にも聞いたことがないそうです。難しい八段審査が始まって、誰と言うことなく研究されたのではないか、ということでした。溜めは、攻めには役立つが、攻めではない。溜め過ぎの幻覚として、攻めが効いたと思う錯覚がある、そのために機(きざし)がずれることになる。結局の所、気で攻め勝ち、捨てて、一拍子で打つ、溜めは良い丹田呼吸ができれば自然にできるようになる。攻めにも役立つし、風格、品位にもつながる。ということでした。本日の稽古は、この辺を考えながら試してみました。色々考えても、結局のところ一拍子で打つ、それをどこで出すのか、出す機会をうかがっている時が、溜めているときか?出遅れたら何にもならないですよね、「機」を観る、「きざし」を観る、この辺をよくよく研究すべしですね。ガ〜ンバ〜レ。

shuseikan at 22:39コメント(0) |  

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