求めない その3
加島祥造著「求めない」小学館 p122より
求めない−−−
ということは
いまのままでじゅうぶん
と知ることなんだ
じゅうぶんと感じないから求める?
ちがう、
じゅうぶんと知らないから求めるんだ
体はじゅうぶんと感じているけれど
頭が知らんぷりしているのだよ
少ししか求めない−−−
すると
その手に入った少しのものを
大切にする
ほんとに味わう
そして、ほんとに楽しむよ
求めない−−−
すると自分が
自分の主人になる
だって求めるかぎり
君は、求めるものの
従者だもの
求めない−−−
すると
「いま、ここ」のなかにいる。
心は先走らず
己のままでいる
shuseikan at
18:20│
コメント(0) |