2008年12月06日

剣道文化講演会

 剣と人と宇宙と
 講演会を聞いてきました。松井先生は、「剣と宇宙ーその道を極めん」という題で、講演されました。自然とは、宇宙の歴史を記録した古文書のようなものであり、自然を解読するということは、古文書解読と同じである。20世紀までに人類が獲得した「智の体形」のこと、地球システムの中で「人間圏」を作って生きること、人類の未来を現世人類(ホモサピエンス)から考えること、テーマが壮大でした。
 次の伊藤先生の講演は、生まれながらに持っている内なる自然治癒力こそ病気を癒す根本であり、「自ら癒し、生活を律し、暮らしを立て直す文化、養生法の復権」を力説されました。
 ヒポクラテスの箴言「生命はみじかい 技術はながい 機会は去りやすい 経験はだまされやすい 判断はむずかしい」いつの時代でも通じる言葉です。
 Dubos「生というものは、静的なものは何ひとつない冒険である。生の表現はすべて刺激や挑戦に対する反応と言える。すべての細胞は宇宙からの力を感じ、未だ我々にはわからない機構によってそれに反応している。」
 これまたテーマが壮大でした。せっかく良い話を聞いてきたのですから、それを活かす努力をしなくてはいけないと思いました。
 こういう出会いを大切にすることが大切ですよね。耳から入り、耳から出て行くだけでは時間の無駄になってしまいますから。会場の参加者の中には遠くから来ている先生も多数いらっしゃいました。求めて、講演を聞きに来ているのですね。求道精進ですね。負けずに頑張ろっと。

shuseikan at 18:37コメント(0) |  

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
習成館Official sie
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: