2009年02月
2009年02月05日
求めない その3
加島祥造著「求めない」小学館 p122より
求めない−−−
ということは
いまのままでじゅうぶん
と知ることなんだ
じゅうぶんと感じないから求める?
ちがう、
じゅうぶんと知らないから求めるんだ
体はじゅうぶんと感じているけれど
頭が知らんぷりしているのだよ
少ししか求めない−−−
すると
その手に入った少しのものを
大切にする
ほんとに味わう
そして、ほんとに楽しむよ
求めない−−−
すると自分が
自分の主人になる
だって求めるかぎり
君は、求めるものの
従者だもの
求めない−−−
すると
「いま、ここ」のなかにいる。
心は先走らず
己のままでいる
求めない−−−
ということは
いまのままでじゅうぶん
と知ることなんだ
じゅうぶんと感じないから求める?
ちがう、
じゅうぶんと知らないから求めるんだ
体はじゅうぶんと感じているけれど
頭が知らんぷりしているのだよ
少ししか求めない−−−
すると
その手に入った少しのものを
大切にする
ほんとに味わう
そして、ほんとに楽しむよ
求めない−−−
すると自分が
自分の主人になる
だって求めるかぎり
君は、求めるものの
従者だもの
求めない−−−
すると
「いま、ここ」のなかにいる。
心は先走らず
己のままでいる
shuseikan at 18:20|Permalink│Comments(0)│
2009年02月03日
求めない その2
加島祥造著「求めない」小学館 「はじめに」より
誤解しないでほしい。
「求めない」と言ったって、
どうしても人間は「求める存在」なんだ。
それはよく承知の上での
「求めない」なんだ。
食欲性欲自己保護欲種族保存欲
みんな人間のなかにあって
そこから人は求めて動く−−−それを
否定するんじゃないんだ、いや
肯定するんだ。
五欲を去れだの煩悩を捨てろだのと
あんなこと
嘘っぱちだ、誰にもできないことだ。
「自分全体」の求めることは
とても大切だ。ところが
「頭」だけで求めると、求めすぎる。
「体」が求めることを「頭」は押しのけて
別のものを求めるんだ。
しまいに余計なものまで求めるんだ。
じつは
それだけのことなんです、
ぼくが「求めない」というのは
求めないですむことは求めないってことなんだ。
すると
体のなかにある命が動きだす。
それは喜びにつながっている。
だけどね、
意外にむずかしいんだ、だって
わたしたちは
体の願いを頭で無視するからね。
ほどよいところで止める−−−それがポイントだ。でも
それができなければ、ときには
もう求めない
と自分に言ってみるだけでいい。
すると、それだけでもいい気分になると分かるよ。
あらゆる生物は求めている。
命全体で求めている。
一茎の草でもね。でも、
花を咲かせたあとは静かに
次の変化を待つ。
そんな草花を少しは見習いたいと、
そう思うのです。
誤解しないでほしい。
「求めない」と言ったって、
どうしても人間は「求める存在」なんだ。
それはよく承知の上での
「求めない」なんだ。
食欲性欲自己保護欲種族保存欲
みんな人間のなかにあって
そこから人は求めて動く−−−それを
否定するんじゃないんだ、いや
肯定するんだ。
五欲を去れだの煩悩を捨てろだのと
あんなこと
嘘っぱちだ、誰にもできないことだ。
「自分全体」の求めることは
とても大切だ。ところが
「頭」だけで求めると、求めすぎる。
「体」が求めることを「頭」は押しのけて
別のものを求めるんだ。
しまいに余計なものまで求めるんだ。
じつは
それだけのことなんです、
ぼくが「求めない」というのは
求めないですむことは求めないってことなんだ。
すると
体のなかにある命が動きだす。
それは喜びにつながっている。
だけどね、
意外にむずかしいんだ、だって
わたしたちは
体の願いを頭で無視するからね。
ほどよいところで止める−−−それがポイントだ。でも
それができなければ、ときには
もう求めない
と自分に言ってみるだけでいい。
すると、それだけでもいい気分になると分かるよ。
あらゆる生物は求めている。
命全体で求めている。
一茎の草でもね。でも、
花を咲かせたあとは静かに
次の変化を待つ。
そんな草花を少しは見習いたいと、
そう思うのです。
shuseikan at 22:33|Permalink│Comments(0)│
2009年02月01日
求めない
今日から二月ですね。月日の経つのは早いものです。
「求道精進」が大切と、道を求めて精進すべくやっているつもりなのですが、それがなかなか思うようには行かないのが現実です。
今日、この本に出会いました。
題名は「求めない」加島祥造著 小学館
「求めない」「すると、、、、」という始まりの詩です。p155より
求める自分と求めない自分がいる−−
求めない自分は
自我を見ている別の自分だ。
自我のない自分は下にいて
上にいる自分に囁く−−
「求めるな」とね。
でもその声は
上にいる自分には
なかなか聞き取れないんだ。
そいつは上にいて、
外を向いていて
外からくるひとや光景や騒音に
気を取られてるからね、
下からの声は聞こえないんだ。
だから、たまには、
下にいる自分が
上にいる自分を
突っつくといいんだ、
その肉づきのいいお尻をね−−
「求道精進」が大切と、道を求めて精進すべくやっているつもりなのですが、それがなかなか思うようには行かないのが現実です。
今日、この本に出会いました。
題名は「求めない」加島祥造著 小学館
「求めない」「すると、、、、」という始まりの詩です。p155より
求める自分と求めない自分がいる−−
求めない自分は
自我を見ている別の自分だ。
自我のない自分は下にいて
上にいる自分に囁く−−
「求めるな」とね。
でもその声は
上にいる自分には
なかなか聞き取れないんだ。
そいつは上にいて、
外を向いていて
外からくるひとや光景や騒音に
気を取られてるからね、
下からの声は聞こえないんだ。
だから、たまには、
下にいる自分が
上にいる自分を
突っつくといいんだ、
その肉づきのいいお尻をね−−
shuseikan at 19:30|Permalink│Comments(0)│