2013年11月14日

平常心という”心構え”

 道元の「永平広録」にあることばより。
 

 何かを行う際に、その機会を狙って事を行うのは、上手なことではありません。また「やるぞ」と構えを先に見せては、何事も確実にやり通すのが難しくなります。大切なのは、普段からその心構えをしておくことです。(道元)
 

 何かを成功させたい、自分のものにしたいと思うとき、多くの人は成功の確率が高い機会を探し、そのときを狙う。あるいは、自らの心を奮い立たせるために自分のやる気をあらわにし、その勢いで事に挑むことでしょう。
 確かに自分の思い通りに事が運ぶこともありますが、そのほとんどは思い通りにならないものです。では、思い通りに事を運ぶには、どうすればいいのでしょうか。
 その答えを道元は「日常の生活の中にある」と教えています。つまり、何かを得るためには急に特別なことをするのではなく、日頃からそれに必要なことをコツコツと積み重ねていく。それが自分にとって日常的なものとなったとき、自然に受け入れられる(あるいは自然に離れていく)ようになるというわけです。
 そうした日常の努力の積み重ねで得られるものが、成功を導く”心構え”です。「名僧100文字の教え」より抜粋

 この文章に目が留まったので書きました。いよいよ昇段審査の日が近づいてきました。
上の文で、何かを成功させたいを、審査に合格したいと置き換えて文を読んでみて下さい。答えは、日常生活の中にある、日頃から合格に必要なことをコツコツと積み重ねていく、それが自分にとって日常的なものとなったとき、合格が向こうからやってくるというわけです。審査の日が近くなったからといって一喜一憂していてはダメだともいえますね。平常心の心構えで行きましょう!!!
 
 明日15日、金曜日は月例会です。

しっかり稽古をして、しっかり飲みながら反省いたしましょう!!!

たくさんの方々のご来館お待ちしています。

  

shuseikan at 18:04コメント(0) |  

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