2011年05月18日

つなげる工夫

 新宿剣連の真砂会長が連盟のホームページに掲載した文章「つなげる工夫」より。一部抜粋させていただきましたので、正確な文章は連盟のホームページをご覧下さいませ。

 「剣道の稽古が強い、試合に勝つ、審査に受かるといったそのものより、剣道で鍛えた、あるいは培ったものこそが大事であり、日ごろ剣道で鍛えた体力、培った精神力が普段の生活の中で生かされてこそが剣道の真価だと思う。」

 わたしの場合も八段を目指すころは仕事が大変忙しく、稽古時間の確保は週1回がやっとでした。こういった勤務環境のもと、いかに修業を絶やさず技量を向上させるか、が最大の課題でありました。
 わたしが心掛けたことは二つです。その一つは「体力の維持」、二つ目は「1日1回必ず竹刀を持つ」、これだけです。
 剣道は、ほかの競技スポーツのように筋パワーをあまり必要としません。しかしながら、日常の生活に必要とされる体力を持ち合わせていなければ、稽古を続けることはできませんし上達もおぼつきません。
 生活に「徒歩」を修業として採り入れることを決意しました。具体的には、徒歩通勤です。約4Kmを毎日徒歩で往復することを自らに課しました。 
 二つ目の、「1日1回は必ず竹刀を持つ」という課題ですが、平日休日を問わず、平均して1日1時間は竹刀を持ちました。仕事が忙しいときは、たとえ10分でも竹刀を触るようにしました。素振りの方法も、ふつう稽古前に行われる準備運動的なものから、しだいに進化させ、猴効打突の表現瓩鯒案においた型稽古的な素振りを心掛けました。はじめは無味乾燥と思われた素振りも、工夫を積み重ねながら行うと、これのみで上達が体感できるようになります。それもそのはずです。もともと竹刀や防具が考案される江戸中期以前の剣術修業は、「形稽古」か、さもなくば「一人で刀を振る」ことであったことを思えば、わたしの行ったこの素振りも、あながち方向は違っていないと考えられます。
 ともかく技が決まった爐たち瓩鬚いにつくり上げるかを日々の修業とし、次の稽古に備える。週1回の稽古は、まさに「試合のごとく」、1週間修業した成果を試す場とする。そして稽古の反省を踏まえて、次の1週間修業する。といったことのくり返しでした。決して万全な修業生活とは言えませんが、わたしなりに充実した日々であったと言えましょう。

 どうか皆さん、この程度の修業で上達が実感でき、充実した生活を送ってこれたわけですから、日ごろ稽古時間の確保が困難な状況にある人は、ぜひ、わたしの実践した修業法を採り入れてみませんか。とにかく、どんな忙しいときも剣道を念頭から離さないことが大切です。それぞれに「つなげる工夫」を傾けてください。


 如何ですか?たいへん勉強になる文章ですよね。皆さん、「つなげる工夫」をよくよく吟味してみてください。私も秋に向けて頑張りたいと思いました。
 話は変わりますが、一昨日春の審査の嬉しい知らせは何もなし、というようなことを書きましたが、昨日嬉しい知らせが届きました。

  堀井加世子さん  六段合格(名古屋) 

  誠におめでとうございました。

shuseikan at 22:07│Comments(0)

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
習成館Official sie
習成館活動予定表
ガジェットギャラリー