2011年02月14日

呼吸法

 刀耕清話p122〜p125より。

 呼吸法は剣道の極意である。
 年をとると稽古が出来なくなるが、呼吸法を練った人だけはできる。

 呼吸法は具体的には、「数息観」。スーッと息を吸う。吸うときに雑念を交えない。息をズーッと吐いていく。吐く息の中に雑念を交えない。スーッと吸って、ズーッと吐く、これで一つ。その次にふたーつ、それからみーっつ、と姿勢を正して十までいく。十までいったら、十一、十二、、、と二十までいく。それから三十、四十、、、、と百までいく。これでいい。
 数息観。息を数える。これは誰でもできる。小学生でもできる。(中略)ところがそういう修行があるということに気がつかない人が多い。
 初めての人は百まで数える。ある程度できた人は十まで数える。そして終いには数を数えることを忘れてしまう。息をしながら数息観をしているのだが、それを忘れている状態。ここまでいく。
 そして最初は百までやるが、途中で雑念が入ったり他のことを考えたりしたらやめて一からやりなおす。これが大事。それである程度できてきたら、今度は十までの間に雑念が入らないようにやる。これは難しい。だがここまでいくと日常生活に使える。これが呼吸法の極意である。

 私が八十八のこの年まで稽古が出来るのは古流の形と禅、この二つをやっているからである。坐禅をやると下腹へぐーっと力が入ってくる。八十を越えると下半身(足腰)が弱くなり、それで稽古が出来なくなってしまうのだが、足腰さえしっかりしていれば、いくつになっても稽古は出来る。これは呼吸法。この呼吸法が坐禅と形で出来るようになる。

 如何ですか、この文章。全部刀耕先生自身の言葉ですが、禅の修行を積まれた先生の言葉だけあって奥が深い話でしたので、忘れないように書き留めた次第です。実は、坐禅体験でも同じ事の説明があったのでした。数息観、一から十の間に途中で雑念が入ったり他のことを考えたりしたらやめて一からやりなおす。



shuseikan at 23:06│Comments(0)

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