2010年08月25日

静思のすすめ

 大谷徹奘著「静思のすすめ」文春新書を読んでいます。そのp165から。
 
 心の修練に十段階あると説いています(第十段階にまで到達できれば、「仏」と呼ばれる人になれるそうです)。その五段階に苦しみを除く方法が記されています。それが三つの静慮です。
 仏さまは「心が苦しくなったときには、無理に足掻(あが)かず、心静かに、自分に三つの問いかけをしろ」と言われます。
 その三つの問いかけとは、
 1、安住静慮(あんじゅうじょうりょ)
 2、引発静慮(いんぱつじょうりょ)
 3、弁事静慮(べんじじょうりょ)
 少し専門的な言葉なので、それぞれをわかりやすく説明すると、
 1、の安住とは、「自分に与えられたものを、しっかりと見つめ積極的に受け止めていますか」という問いかけ
 2、の引発とは、「初心を忘れていませんよね」という問いかけ
 3、の弁事とは、「相手の心を忘れ、自分の思いだけで生きていませんか」という問いかけ
 となります。
 私は実際にこの三つの問いかけを自分自身にしてみました。そうすると自分が苦しんでいたときには、他人や他の環境を羨ましく見ていたことが分かりました。また、初心などはすっかりその存在すら忘れ、その時々の楽を求めていましたし、ただひたすらに自分の価値観を振り回す、という行為を繰り返していたことに気がつきました。
 つまり、私はこの三つの問いかけに対して、望まれる答えとは全く逆の行為をなし、自分自身を苦しみへと導いていたようです。
 −−−−−
 「私たちが認めている世界は、すべて自分の心が作り出したものである」「心以外にはなにも存在しない」「すべては自分の心である」という考え方が「唯識」です。  p169まで。

 皆さん、心と対話してますか。この本「静思のすすめ」是非読んでみてください。勉強になると思います。

shuseikan at 23:05│Comments(0)

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