2010年02月17日

「眼力」より

斉藤 孝著「眼力」より。
「明晰な意識で数をこなす」集中力が一流のプロになる条件

 単純に、たくさんの練習を重ねたからうまくなるというものではない。数をこなすと自分の中に情報がものすごくたまる。そしてその感覚を自分のものにする、つまり、技化することで自分の中に基準ができる。自分の中に原点を作ることが上達のコツなのである。意識をクリアに保ちながら飽きずに反復練習をすることも、おろそかにできない上達のコツである。上手になる人は、練習の時も終始意識をゆるめないもの。それと並行して、必ず課題を決めて取り組んでいる。今の練習のポイントが何かと聞かれたら、すぐに的確に答えられるのである。量をこなし、かつ明晰でいられることが重要なポイントになる。
何本打とうと目標を決めて練習しているのではなく、自然とその本数に至ってしまう。それが、練習のコツである。テーマを持って練習すれば、次はもっとこうやろうと意識が集中する。いつのまにか練習しているし、飽きずにいつまでも練習できる。言われたことだけをやっていては伸びない。率先して、精度を極めていく練習ができているかという基準も、才能があるなしを推し量る眼力の手助けになる。
 
 以上、要約した部分もありますが、如何でしたか、この文章。ゴルフの練習について述べた文章ですが、剣道にも置き換えて読むと考えるべきことが一杯詰まっているように感じました。

shuseikan at 23:22コメント(0) |  

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