まさかの坂

 人はなかなか「まさか」という坂は越えられない、と言われています。
 前館長である父が亡くなってから、来月13日で丸四年になります。「まさかあの人が」という坂を無事に越えていく過程をグリーフワークと言うそうです。悲嘆解消プロセスのことです。亡き人の死を受容し、納得し、新しい自分を構築して、社会生活を歩み出すまでには誰でも時間がかかります。「まさか」という坂を越えていくには、自分の足元にある「おかげ」という影を追ってみることだそうです。そうすると、生前戴いたおかげさまを思い出します。私達は一瞬一瞬を他人や物から影響を受けて生きています。今の自分にとって良い影響を「おかげ」という言葉で表してきました。「あの人があの時に言ってくれた言葉で今の私がある。」こうした「おかげ」を思い出してみると、やり切れぬ喪失感の中に今の自分を肯定できるようになり、知らぬ間に「まさか」という坂を越えることになるそうです。
 ホームページのトップの亡き父が動いているのを見ていると、父もホームページ開設を喜んで笑っているように見えました。また、死んでもまだ動かされてはかなわない、とでも言っているようにも見えました。「亡くなった後から真実の会話が始まる」という実感が湧いてきました。今日は祥月命日です。合掌。

自分らしく生ききる心

 禅語入門という本の中に、以下のような記述がありました。
 月をこよなく愛し、「月の歌人」といわれた明恵上人は、次のような和歌を詠んでいます。
  あかあかや あかあかあかや あかあかや
  あかあかあかや あかあかや月
 この和歌は川端康成さんがノーベル文学賞受賞記念公演で取り上げ、有名になりました。その明恵上人が、
  人は阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ)という七文字を持つべきなり。
といっています。
 人としてのあるべきよう、私としてのあるべきようを持つべきだ、ということです。「あるべきよう」を心がけていれば、世の中に悪いことはあるはずがない、と明恵上人はいいたかったのでしょう。ちなみに、明恵上人は1173年に生まれた栂尾に高山寺を開いた高僧です。
 剣道の稽古、剣術の稽古のあるべきようを頭において、意識して、自分らしく生ききる心、その探求を求め続けたい。永遠の課題ですよね、課題がでかすぎた?頑張ろうっと。

本日よりHP公開

御陰様でホームページ公開までようやく漕ぎ着けました。末永くHPとブログ宜しくお願い申し上げます。今日は全剣連の合同稽古会に参加させていただきました。3人の範士の先生方にお願いして、調子は良かったのですが、最後に左足の肉離れをおこしてしまいました。HPをupした日に、怪我をするとは、先が思いやられますね。でも、これから、頑張りますので宜しくお願い致します。会員の方、不自由をお掛けしましたが、予定表など携帯からも見られますので、ご活用下さいませ。

明治神宮古武道大会

aa7e2998.jpg 毎年11月3日、日本古武道振興会主催の明治神宮古武道大会に参加させていただいています。会長さんの開会式の挨拶の中で、昭和10年より本大会は続いているというご挨拶がございましたが、鞍馬流も最初の大会より参加させていただいていて、祖父の柴田勧と柴田守一とで演武していることが、剣道雑誌にも出ておりました。戦争で一時中断はあったにせよ70数年も現在まで続いていると考えると身が引き締まる思いでした。この貴重な文化遺産であります古武道の保存振興を新たに心に刻む一日となりました。

心が技を創出する 

 心を込めて意識して練習をすれば、技が向上する。向上した技が心に働きかけて、心のレベルを向上させる。我巳発を以って相手の未発を抑ふ、是れ業と言わず気の位なり、千変万変は未発の心を指して言ふなり。未より巳に移る所を打ち出すべき。まだ、色に現れない形にも発しない間に、相手の心を察すること。枕を押さえる。相手が仕掛けんとする、その頭を押さえる。心で押さえる、体で押さえる、剣で押さえる。

11月3日に明治神宮奉納演武

11月3日に明治神宮奉納演武大会に出場します。
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