2011年02月06日

第34回日本古武道演武大会

 第34回日本古武道演武大会に行ってきました。
 今年は、鞍馬流は4名(東山、松井、柴田、柴田)で出場しました。演武時間は各流派8分でしたので、2組で1本目から4本目まで行い、その後東山‐柴田で1本目から7本目までを演武させて頂きました。皆さん気合の入った良い演武ができたと思います。また次の演武会に向けて各自精進して参りましょう。本日はお疲れ様でした。誠にありがとうございました。
古武道大会

古武道大会

古武道大会

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2011年01月20日

突き方

 突きの秘密兵器を作成しましたが、突き方は書いていませんでしたのでネットで調べましたので、参考にしてください。

 末野栄二範士の剣道秘訣より

 突きは、剣先で相手の体重を支えることになりますので、肘を伸ばすのと同時に、左右の手の内を絞り込む必要があります。
 手の内の絞りをあまり意識しすぎると、肘が伸びません。わたしは肘を内側に絞り込みながら伸ばすことにより、自然と手の内が絞られるようにしています。手の内の絞りが甘いと、相手の体重を支えきれなくなって竹刀を落としてしまいます。突く咽喉部は、的が狭いため相当な技術を要します。若い頃にはゴルフボールを天井から紐で吊り下げて、突く練習をしていました。要領として、突いた時に両肩と右手及び両肩と左手とで、それぞれに三角形を作り、それを崩さないようにすると、わたしはうまく突ける気がします。自分の正中線を相手の正中線に向けることと、三角形をいかにしっかりとキープできるかを意識し、反復することにより習得できると思います。また、金太郎飴ではありませんが、咽喉部の一握り後を突くつもりでないと、手前でカーブして外れてしまいます。
 突き技は、下がる人には効果的ですが、前に出る人、とくに面に乗る人には逆に応じられやすい欠点があります。剣道は、正中線の攻防ですので前突きにくる場合に、自分が中心を取っていれば当然相手の剣先が外れることとなり、面に乗られてしまいます。 前記の他には、相手の動きに応じて次のような技を出します。面にいったときに上体前面に剣先を付けようとする人に対しては、跳び込み面の途中から両手突きや片手突きに変化します。小手の守りの堅い人には、上から小手を打つようにして打たずに、相手の竹刀を一周して両手突きに変化します。また、下から小手を打つようにして、剣先が外れたところを元に戻しながら突きに変化する場合もあります。この際には、前記したように竹刀を螺旋に使うと効果的です。払い突きや剣道形三本目のように、突きを流して突き返す、返し突きなどもあります。

 如何ですか?この文章を参考にして、突き方を研究して下さい。  

shuseikan at 20:20コメント(0)│ 

2011年01月16日

突きの秘密兵器

突き垂れ

 今日は、写真のような秘密兵器を作りました。
 昨日も道場の防具の整理をしていたところ、古くて修理にも出せない面(昔の自分の)が埃をかぶっていました。捨てることに決めたのですが、突き垂れの所がもったいない気がして、ノコギリで切って一応取っておくことにしました。
 今朝起きると、突きのマト?が気になり、日曜大工を始めたのでした。その完成品が写真です。如何ですか?意外と良く出来ているではありませんか。道場の壁に高さを調節して固定しました。壁との間は隙間をあけて、クッションを入れ突きの衝撃を少しでも吸収するような工夫をしました。
 いざ、突きを練習してみたところ、これが良いのです。皆さんこの秘密兵器を大いに活用して下さい。形が出来たら、お互いの打込み練習へとステップアップしていって下さい。その最初のステップです。さあ〜どの辺から突いてみますか?でも、突くときは、手加減して突いて下さいね。秘密兵器の名前を募集中です。

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2011年01月11日

鏡開き

鏡開き


 本日は、鏡開きです。ジュニアの稽古終了後、皆でお汁粉を頂きました。その時の写真です。「鏡開き」について、調べたことを載せておきます。

 正月行事の1つで、一般に11日に行われている。
 正月十一日には、飾ってあった鏡もちを開く鏡開きが行なわれる。元来が武家社会の風習で「二十日に鏡を祝うは、初顔祝うという詞の縁をとるなり」とし、ハッカが刃柄と通じるところから、二十日に行なわれてきた。それが十一日に行なわれるようになったのは、徳川三代将軍家光が四月二十日に亡くなったので、この日を忌日として避けて十一日になったといわれている。
 正月中に重々しく飾られていた鏡もちを割るということは、大正月の終わりと、その年の仕事始めを意味する。武士は、具足櫃(ひつ)開きをし、主家の鏡もちを君臣ともども分け合って主従固めをし、商家では、蔵開きをし、農村では田打ち正月をして、一年の出発とした。
 鏡もちは一月十日まで飾って、十一日に飾りをとくと同時にもちを食べるのがしきたりであるが、20日の小豆粥(あずきがゆ)に入れることもある。
 武家の風俗が始まりであっただけに、切るをきらって、包丁などの刃物で切るのは禁物で、手で割り砕くか、金づちで割り開くようにする。歳神へのお供え物をいただくことによって、一年の一家一族の無事息災が約束されるという意味もあり、また食べ物をたいせつにする心がけを見ることもできる。

 勉強になりましたか?
 鏡開き、いろいろ勉強することが多い一日となりました。



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2011年01月10日

新年会

新年会

 本日、新宿区剣道連盟の新年会がありました。
 100名程の参加者で、盛大な新年会となりました。乾杯の前に、昨年中に昇段された方々の授与式と挨拶がありました。写真は、川村さんが錬士号を会長から頂いているところです。カメラを忘れてしまい、携帯で撮ったので綺麗ではありませんが。誠におめでとうございました。

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2011年01月07日

稽古始め

 今日は稽古始めでした。
 ジュニアの部、一般の部とも無事に今年のスタートをきることができたことが何より嬉しかったです。ここのところ道場の掃除、防具の手入れと時間があったので念入りにやることにより気付いたことがあります。それは、良い状態に保っておくことの重要性です。以前ブログにも書いたのですが、「剣道の構えとは状態です」といった方がいましたが、それと同じく剣道をやる前の状態を整えることもたいせつですし、その為には仕事を早く片づけたり、時間を作ったり自分なりの努力が必要ですね。要は、構えでも心の構えをもっとしっかり構えて剣道の構えを作ることにより、もう一歩上の段階にいけるのではないでしょうか。稽古始めにあたり、このような趣旨のことを挨拶させていただいたので、ここに記しておきます。
 今年も怪我なく目標に向かって頑張っていきましょう。

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2011年01月05日

座布団カバー

座布団カバー

 写真のように、40枚以上の座布団カバーを洗濯しました。
 道場2階の真中の部屋を整理しました。体操用マット10枚、座布団40枚放置されていて、ホコリまみれになっていました。使える状態にしておくことが大切ということで一日かかってしまいました。それにしても洗濯機がやってくれましたが、水の冷たいこと、冷たいこと。
 洗濯機の有難さ、使える状態にしておくことの大切さを知る一日となりました。


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2011年01月04日

剣連稽古始

 本日、新宿剣連の稽古始めでした。行くか、行かないか、どうしようかちょっと迷ったのですが、ここで消極的になっては、今年も先が見えていると思い、思い切って稽古に出かけました。久しぶりの稽古でしたが、内容はまずまずで、一安心しました。時間は自分で作らねば作れないのですね。自分に負けないで良かったです。依田さんが一番目にかかってきてくれました。みんな頑張っているのですね。私もその後すぐ栗原先生にかかっていきました。「区切りをつける」ということは、今までと同じことをしていても何も変わらないのです。


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2011年01月01日

謹賀新年

元旦看板

 明けましておめでとうございます。
 本年も宜しくお願い申し上げます。

 東京は、穏やかな元旦を迎えましたが、初日の出は寝坊して見ることができませんでした。そこで、昨年11月に行った「二見ヶ浦の日の出」をアップしますので、雰囲気だけでもどうぞ。
二見ヶ浦

二見ヶ浦


 師匠からの年賀状の一言
「大変とは思いますが、今年が一つの区切りの年になるよう
がんばってみて下さい。」

 これは、今年こそ昇段できるように頑張れ、ということです。

 本年も習成館、鞍馬流が益々発展するよう精進する所存でございますので、昨年同様ご指導の程よろしくお願い申し上げます。


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2010年12月25日

稽古納

 誕生日以来のご無沙汰です。いろいろと忙しく書き込みができませんでした。
 本日は、稽古納めと大掃除でした。大勢で大掃除をすると短時間なのにとても綺麗になりました。参加してくださった方々、この場をかりて改めてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

 話は変わりますが、1週間位前に「剣窓」が届き、その中に、審査の「あともう一歩」の番号が掲載されていました。最初は何となく見ていたのですが、自分の番号は確か○○、ということは相手があともう一歩だったのか、、、、。次の番号は、また自分の相手ではありませんか。私がCで、BとDの方の番号が載っているではありませんか。これはどう解釈すればよろしいのでしょうか。とにかく終わったことをあーだ、こーだ言ったって仕方がありませんが、ちょっとショックでした。よっぽど強そうには見えたということなのでしょうか?私が、いや防具が、、、。

 また話が変わりますが、最近の稽古は袴の裾をあげて両足を大きく出して見えるようにしています。その姿をビデオで見てチェックしているのですが、特に「後ろ姿」が大切ということが改めてわかりました。足の横幅が広い、面打ちの打ち出す角度が右方向へいきすぎている、左足が流れる、右足の踏み込みが高すぎるため遅くなっている等たくさんの情報が見てとれます。後ろ姿をチェックするということは、この年の瀬には大切なことなのではないでしょうか。剣道に限らず。

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2010年12月15日

道場七回忌法要

道場の七回忌法要も大勢の方の参加で無事終了することができました。
誠にありがとうございました。特に、吉田さん親子には、お経をあげていただきましたこと、ここに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
七回忌

七回忌


 話は変わりますが、今日で、半世紀生きたことになりました。昔は、人生50年と言いましたが、明日から新たな気持ちで頑張りたいと思いま〜す。

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2010年12月09日

月刊「武道」12月号

 月刊「武道」12月号に「鞍馬流剣術形稽古に思う」という記事が掲載されました。
雑誌武道

雑誌武道

 写真では、わかりずらいので記事をコピぺーしておきます。

月刊武道



 鞍馬流剣術形稽古に思う
        鞍馬流剣術第十八代宗家  柴田章雄

 習成館道場には、「古武道の心」の額が掲げてあります。「古武道の心は、自然の道、人間の道を守る事を中心に、これを礼の心を以って表現するものである。技を仕かける者、受ける者互いに目を離さず、隙なき構えの中に充実した気合を以って、形試合を行なう事が修業の第一であり、その結実は残心(残身)にあるものとする。」これは、小笠原流先代宗家のお言葉と思いますが、古武道を修行する者にとって心に留めておくべき内容と思います。
 鞍馬流剣術も稽古方法が昔より伝承されております。私の代で変えるつもりもありませんし、継承していくことの責務を感じております。ただ、現代は技術革新が進んだ為に昔とは違ってきている点も多々あります。そこに現代における形稽古の重要性があるのではないかと感じて、日頃の形稽古に関して感じていることをここに書かせていただきます。
 現代剣道においても形稽古に力を入れている理由の一つは、竹刀しか知らない人たちが増加したことにより、本来の刀法が忘れられている現状に危機感を募らせてのことと思います。日本剣道形の他に「木刀による剣道基本技稽古法」という九本の形が制定されました。
 中学校の武道必修化もあり、安全性を考慮しゴムでできた刀(ここではゴム刀と言わせていただきます。正式名称は精錬刀)が開発されました。このゴム刀は、当たっても痛くないように先端が軟らかくなっています。中に芯棒が入っていてある程度の打ち合いをしても曲がったりはしません。そのゴム刀を使って「すりあげ技」をすると今までにはない感覚がするのです。木刀同士が当たると摩擦は小さく、感覚も一瞬で終わってしまいますが、ゴムとゴムでは摩擦が大きいので鎬の感覚をつかみやすいという利点があります。このゴム刀を形稽古に使用するようになってから、鎬のとらえ方、イメージがつかみやすくなり、鎬の使い方が今までと比べて格段良くなったのです。
 このように昔はなかった道具を使うことにより、理解に時間がかかっていたことが、短時間で感覚がつかめるという利点が生まれました。また、現代では他流派の木刀も簡単に入手できるようになりましたので、直刀、そりの大きい木刀、重くて太い木刀、袋竹刀など、違う道具を使って同じ形を打って比較することができるようになりました。使用する道具が違うと、同じ形でも全く違った形のようになってしまうことが新たに発見されました。形稽古でもやり方の工夫が必要なのではと常々感じています。
 さて、鞍馬流の「変化」というすりあげ、すり落としの技が、巻き落としに通じるということで、広く知られ研究されています。この技は五本目になりますが、一本目は「正當剣」といって、正しく当てる剣です。どの流派も一本目にその流派の特徴の形を持ってきていることが多いと思います。字の如く正しく剣を当てるには、相手の剣の角度によって打つ側の打ち方(切り方)を変えなくてはいけません。相手の木刀が真横に寝ている状態では、上から容易に打つことは可能ですが、相手の木刀が斜めになっている状態で、こちらが打っていくと、剣の軌道が変えられてしまいます。しかし、斜めであっても当たる瞬間は存在するわけですから、その当たった瞬間の感覚、鎬の感覚が非常に重要になってくるわけです。相手の剣の角度によって曲げられた剣でもまっすぐに切り下ろす、練りこむ稽古が重要なのです。この微妙な感覚を時間をかけずに大まかに理解するには,先ほどのゴム刀は有効な道具であり、このような文明の利器が開発されたことは良いことだと最近感じているところです。
 また、ビデオの活用、とくにスローモーションの活用は形稽古には効果が大きいことです。一瞬で終わってしまう場面も、再生すれば何度でも観ることができます。昔の人が何年もかかって観取り稽古で身に付けた極意を一瞬で手に入れることが可能になったわけです。
 このように、文明の利器を利用することで、時間が掛かっていたことが以前より短時間でかつ容易に身につけることが可能になり、稽古に役立てております。
しかし、その反面、修行で大切にしてきたことを失った面もあるのではないでしょうか。過程を大切にしてきた「道の文化」が軽視されるようでは大変なことです。形稽古も「一より始め十に行き 十より還る元のその一」の教えの如く、修錬の積み重ねにより練り上げた後に、もとの状態に戻り稽古する。この繰り返しを大切にしなくてはいけません。稽古とは、古を稽えるわけですから、流祖や師の教えが自分の技になっているかを分析して、少しでも近づけるように修錬を積むことが大切なことです。


shuseikan at 00:32コメント(0)│ 

2010年12月06日

七回忌

 ご無沙汰しています。審査が終わって気が抜けてしまいました。10日ぶりです。
 さて、昨日は前館長七回忌法要を親戚で行いました。12月13日は、前館長の命日ですが、今年は丸六年になりますので、七回忌にあたります。道場関係者の方々には、当日が月例会ですので、稽古は19:30に終了して20:00から故人を偲ぶ会を開催いたします。皆さん奮ってご参加下さいませ。また、今年最後の月例会にもなりますので多くの方のご参加をお願いいたします。
 このブログをご覧になっている方で、先代館長と関わりのある方がいらっしゃいましたら、是非ご参加下さいませ。大勢の方々のご参加をお願いしたいと思いますので、皆さん周りの方にお声を掛けていただきたくお願い申し上げます。宜しくお願いいたします。
 12月13日(月)の予定
  18:00から19:30まで稽古
  20:00から簡単なセレモニーを行った後、
  いつものような月例会を行います。



shuseikan at 23:08コメント(0)│ 

2010年11月26日

0.8%

 本日審査に行ってきました。758名中6名合格の合格率0.8パーセントという難関でした。応援にいらして頂いた方々、誠に有難うございました。また、京都で挑戦します。

shuseikan at 22:31コメント(2)│ 

2010年11月22日

掛軸

掛軸

 稽古後、雑巾掛け、いやモップ掛けをしました。写真は、床の保護液を配合した水で床を掃除したところです。新しい床になって約50日が経ちますが、やっとなじんできた感じがします。稽古後、しっかりと掃除をすると気持ちが良いものですね。毎回水ぶきまでは、なかなかできませんが、どうぞご協力いただきたく思います。
 ところで、写真を見てお気づきの点、何か変わった所はありますか?
そうです。掛軸の中央に「天照皇大神」を飾ったのです。実は、土曜日、日曜日と伊勢神宮まで行って本物の掛軸を頂いてきたのでした。拡大写真はこれです。
掛軸

如何ですか?床と同様、やっと本物の道場になったような感じがしました。三軸を飾るとやはりしまった感じがします。掛軸を頂くことと昇段祈願をしてきました。さて結果は?金曜日には結果が出ます。


shuseikan at 23:28コメント(2)│ 
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